2011/05/01

ウィリアム王子とエマーソン・レイク・アンド・パーマーとブレイク

先日英王子の結婚式がありましたね。
その時に歌われた歌の中に「ジェルサレム」というのがありました。
不勉強で恥ずかしい話ですが、私はてっきりエマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)の曲とばかり思っていました!! イギリスで愛されている聖歌なのですね。
高校時代、ELPにはまってました。(といって全曲聞いたわけではありませんが・・)
あの当時は、なにか深遠な宇宙を見ているような気がしたものです。
特に「展覧会の絵」が好きでした。
オリジナルはムスログスキーだと後から知ったようなものです。
「展覧会の絵」もジェルサレムもいにしえの作曲家たちのつくった曲ですね。

そして解説で、これの歌は、ウイリアム・ブレイクの詩に曲をつけたものだ、と聞いて
頭の中にちかちかと光がひらめいたような気がしました。
ブレイクとELP!そのむすびつき!はじめて知りました!
もちろんパリーの作曲があってこそですが・・・

1990年に西洋美術館でブレイクの展覧会があり、私は衝撃をうけました。
不可思議な構図と独特の色彩。
その宇宙観は今思えばELPの曲とぴたりです。
以来、ブレイクはルドンについで私の好きな画家となり、その時のカタログは私の大切な書籍のひとつです。
ELPのほうは最近はあまり聞かなくなりましたが、ブレイクの画集は繰り返し繰り返しなんども開いています。
この中に「ジェルサレム」という図版もありますが、歌の詩とはちがうもののようです。
この図録はパラフィン紙のような紙がかかっていて図版がクリアでないです。


ウィリアム王子の結婚で、私の大好きな2者が結びついていたのを今更ながら発見した、というお話でした。



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